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戦前は保存食として重宝され、周辺には約400軒の製造業者がありましたが、現在は丹治集落にある1社のみとなっています。凍りこんにゃくは厳しい冬(通常11月中旬~3月中旬)に「凍結」させて「解凍」させる作業を繰り返して出来上がります。
藤田平右衛門氏は観音寺出身で、特に凍りこんにゃくの振興に力を入れました。おかげで、当地の特産品の一つとして知られるようになりましたが、製造方法が悪くて売れず、ついに倒産者が出る始末でした。そこで平右衛門は、多可・氷上・加西・神崎の4郡の同業者を集めて組合を作り、自ら組合長として製造方法について研究を重ね、品質を改良し検査方法を定めて統一規格で販売できるようにし、販路の拡張にも努めました。その結果、当地方の凍りこんにゃくの名声は高まり、利益が増え、主要産業としての基礎が確立しました。こうして、組合基金を驚異的な七万余円にまで育て上げました。
兵庫県凍りこんにゃく同業組合では、平右衛門氏の三十年もの永きにわたる功績を称え、子爵の加藤高明氏に題字を、農務局長道家斉氏に撰文を依頼し、大正8年に顕彰碑を立てました。今では、門村の島田橋から観音寺地内に移され、郷土の特産品の歴史を物語る由緒ある石碑です。
兵庫県内の伝統工芸品を展示紹介し、特産業の振興を図っています。また、展示場・即売場・研修室・資料室などを備えており、技術研修、後継者の育成、市場開拓、新製品開発のための研究などに広く利用されています。
国指定の伝統的工芸品「播州毛鉤」は、赤、黄、青、金と繊細華麗な芸術品。
西脇では、全国の釣針の90%が生産されており、特に200年の伝統が育む伝統工芸品「播州毛鉤」は経済産業大臣指定伝統的工芸品にも指定されています。
長年、培われたノウハウが美しい形となり、優れた釣果を発揮することから広く太公望に好まれ続けています。伝統を誇る手づくりの証、美と技の融合、それが播州毛鉤です。
播州織は、豊かな色彩、肌ざわりの良さ等の特徴を持った綿の先染め織物です。京都・西陣から織物の技術を取り入れて始められ、以来、時代のニーズに対応した新製品を次々と開発し、国内向けから海外向けへと販路を広げています。
播州織工房館は、「のこぎり屋根」が特徴の工場を改装したギャラリー&ショップです。播州織の定番といえるシャツや人気のストールのほか、播州ジーンズや作務衣、地元業者のオリジナルグッズなどを販売しています。神戸芸術工科大学との産学連携で生まれたブランド「n+ble」も要チェック。女性のためのイージーオーダーブラウスとチュニックもご覧いただけます。その他にもトートバックやのし袋など新しい商品が盛りだくさん。播州織の新しい魅力がたっぷりつまった工房館へぜひともお越しください。
大正ロマンの雰囲気を漂わせる洋館の中にあり、播州織を使った小物やハンカチ、エプロン、播州毛鉤の技術を応用したフェザーアクセサリー等を販売しています。
中でもオーダーシャツコーナーの生地は1000柄を常設しており、お気に入りの生地でたった1枚のオーダーシャツが作れます。