山伏峠石仏

山伏峠の中ほどに形態を異にする石棺仏がある。南北朝時代の石棺仏として貴重である。
右の1基(写真上)は石英粗面岩製で現高2.25m、幅1.24m、厚さ40cmの巨大な家型石棺で、蓋石の内側に宝珠形の光背を彫り、蓮華座上に定印の阿弥陀座像を彫っている。建武4年(1337年)の紀年が見出された。
左奥の1基(写真下)は、現高2.1m、幅1.05m、暑さ18cmの長持型石棺で蓋石の内面に地蔵半跏像を彫り、左右の両側に化仏の小像を3体、3段に半肉彫りしている。左右4個の縄かけ突起があり、暦応元年(1338)の刻銘がある。
SPOT DATA

所在地 | 兵庫県加西市玉野町 |
アクセス | 中国自動車道加西ICを出て左折、玉野交差点を右折して加西球場手前の狭道へ入ってすぐ |
電話 | 0790-42-8823 加西市観光まちづくり |
駐車場 | 加西球場駐車場をご利用ください |
ホームページ | http://www.city.kasai.hyogo.jp/02kank/kanko/12yamab.htm |